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zoom RSS 【絵画鑑賞】ペルジーノのマグダラのマリア

<<   作成日時 : 2007/09/05 13:05   >>

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    ペルジーノ  
Perugino:1450頃−1523年


 <<マグダラのマリア>>


 1496〜1500年頃


 板・油彩 47×34cm
ピッティ美術館、フィレンツェ


 
 <<マグダラのマリア>>という名を持ちながら、物語性よりも肖像画のような印象を与え、甘い優美な美しさを漂わせている本作は、始め、レオナルド・ダヴィンチの作とされていた。

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 これが「聖人(女)」を描いたものであることは、細くかすかに描かれる、光輪(頭の周りの輪)と、衣装の胸元に施されたの「聖マグダラのマリア」の刺繍によってよってかろうじて分る。


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 卵形の顔の輪郭、甘い雰囲気を漂わせているが、無感動に近い端正な顔立ち、滑らかに輝く肌、そしてどこか曖昧な表現といった、ペルジーノの作品にみられる類型化したタイプはここにも顕著に表れている。

 建築家であり画家、そして美術史家であったジョルジョ・ヴァザーリ(1511−74)によれば、ペルジーノは多くの仕事をこなすうちに「全ての人物が同一の人物の雰囲気を示すまでにその芸術理論をひとつの手法に簡略化」したと記している。

 類型化した人物を描きつづけながらも、その芸術的水準を落とすことなく、甘く優美な雰囲気をもつペルジーノの作品は、当時(15世紀半ば)、詩人のジョヴァンニ・サンティによって、レオナルドと並び賞される画家とみなされた。



 <<ペルジーノ>>

 本名はピエトロ・ヴァンヌッチといい、ペルジーノはイタリア語でペルージア人を指す通り、ペルージア(近郊)で生まれる。
 ボッティチェルリ、ドメニコ・ギルランダイオとともに、完成したばかりのシスティーナ礼拝堂の壁画装飾を手がけ、このなかでも中心的役割を果したとされる。
 
 また、ルネサンス最大の画家のひとり、ラファエロの師でもあった。

 フィレンツェ派の写実性と、(ピエロ・デッラ・フランチェスカに代表される)ウンブリア派の情緒豊かな表現がみごとに融合された甘美な表現が特徴。
 レオナルド・ダ・ヴィンチも学んだヴェロッキオの工房でも修行している。


 





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