りらりの展示室

アクセスカウンタ

zoom RSS 【絵画鑑賞】カラヴァッジョの<巡礼の聖母>

<<   作成日時 : 2007/09/21 12:20   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 1

カラヴァッジョ

<<巡礼の聖母>>
(あるいは<<ロレートの聖母>>


画像

1603-05
油彩・カンヴァス, 260 x 150 cm
サンタゴスティーノ教会、ローマ




 1603年に、ローマのサンタゴスティーノ教会(Sant’Agostino)を装飾するための祭壇画として描かれたカラヴァッジョの傑作のひとつ。

 
画像 
迫真の写実描写をもって描かれる二人の巡礼者は、あまりに「俗世界の人間に近すぎる」といわれ、聖性がかけると非難されることがあったようだ。
 とりわけ手前にひざまずく男性の足は、泥にまみれており、その世俗性や、彼の貧しさが見るものに強い迫真性をもって迫ってくる。

 
画像
 しかし、慈愛と憂いのまなざしを彼らに向ける聖母は、(その後輪が細く薄いものであるにもかかわらず)この画面に映し出される俗性さえも神聖なものへと昇華している。

 そして、カラヴァッジョの特色である強い光と闇のコントラストによっていっそう深まる、神聖な静けさと宗教的な重厚さ。
 
 やや引き伸ばされた聖母マリアの首は、マニエリスムの手法を髣髴させるが、それによっていっそう聖母を、洗練された優美な女性として印象付けてくれる。


 

 ◎カラヴァッジョ◎
画像
  1573に生まれ1610に没。

 イタリア・バロック最大の巨匠。
 強く劇的な明暗対比と、迫真力のある写実的描写が特徴。
 モデルを娼婦や下層市民から選んだということもあり、しばしば依頼者(主に教会)の意にそぐわず非難されたり拒否されたこともしばしば。
 劇的な性格が災いし、喧嘩の末に人を殺してしまったり、揉め事をおこして投獄されたりといった波乱万丈な人生を送った末、1610年、再び揉め事を起こした末、投獄されて38歳の若さで斬首され、この世を去る。

 
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
この絵にはグロリアが隠されています。
tanto
2012/05/30 14:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
【絵画鑑賞】カラヴァッジョの<巡礼の聖母> りらりの展示室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる